20201229

2023-10-15 23:28:2230:26 7237
声音简介

2020年が残りわずかとなる28日、東京にいる元国連事務次長の明石康先生に電話でインタビューし、行く年を総括して、来る年を展望していただきました。



◆コロナ対策での団結が他の問題解決のモデルになり得る


――まず、2020年をどのように振り返りますか。


2020年は人類全体にとって災難の年だったと思います。しかし、と同時に、この地球に生きておる人類が、パンデミックの前でどんなに弱い存在であるかということを気づかされた歴史的な年でもありました。




――明石先生は、人生の約40年間、国連と関わってこられました。2020年は国連創設75年の年ですが、そういう視点から振り返っていただきますと、特に印象に残ったことは?


国連は今もいろんな試練があります。75年経って、国連には古くさい面も少しずつ見えてきたので、それをどう変えていけば良いだろうかという議論が大変盛んですよね。


私は中国は1971年秋の中国代表権の問題が解決された時、安保理議場の興奮した雰囲気をまだ覚えていますけれども。そういう中国は、これからのナンバーワンの国でもあるアメリカとどういう関係を持ち、その結果、アフリカとか中東とかアジアがまたどう変わるだろうかということで、皆さん想像をたくましくして議論してます。


そういう意味では、2021年は、今年大きな宿題になったコロナウイルスの問題、世界経済と世界平和、また国連の役割というものを皆が、真剣に考えていく年になって来ると思いますね。




――1971年秋、中華人民共和国が国連で中国の代表権を有すという投票の現場に、明石先生もいらっしゃったんですか。


そうですね、私は国連総会の議場の片隅で、その様子を眺めておった一人なんですけどね。中国代表権が北京の中華人民共和国政府に移ったということを、世界中の国々、特に発展途上の国々が本当に心から飛び上がって喜んでる模様を、今でも非常にはっきりと覚えています。




――ある意味、人類が理想を託している国連ですが、目下の人類の課題の解決に向け、国連の果たすべき役割について、どうご覧になっていますか?


パンデミックは全人類に課された大きな宿題です。ワクチンの投与などというメディカルな問題のみならず、世界の自由貿易が本当に人類全体の役に立つような形で、世界的なルールの下で展開されるかという問題も、我々の前に顔を見せておる。それのみならず、地球環境、汚染、温暖化、それから特に途上国の貧困の問題、そういうのは全部我々の前にあるわけです。コロナの収束のために、みんなで団結して解決しようという姿勢は、他の問題解決のモデルになり得るんじゃないかという期待も持っていると思います。


今の国連がまだ弱いとか、欠陥だらけだとか、言って批判するだけではなくて、それをどのようにうまく使うか、大国はもちろん大国としての知恵があると思いますけど、それだけでは足りないと思います。今や当初の51ヶ国から4倍近く大きくなっている国連ですから、問題の解決はなかなか難しいと思うんですけど、できるだけみんなで、仲良く率直な議論を交わしながら、共通の結論を出して、新しい未来に一緒になって立ち向かうということが、我々の一人一人に与えられた大きな、重い宿題だと思いますね。



◆謙虚に学び合いながら協力しあう 21世紀を人類共同の世紀に


――中国と日本は東アジアの隣国です。そうした人類の課題の解決に向け、明石先生としては、この二つの国に寄せるき期待はどのようなものでしょうか?


私は個人的に中国と日本、このアジアでのとても大事な二つの国々が、過去においては仲良く学び合ったこともあるし、また不幸な戦争をしたこともあります。戦争は二度と繰り返してはいけないということが、あまりも明らかなことですし。あの戦争の前には何千年という交流の歴史があってね。特に、大きくて悠久な歴史がある中国から、日本という小さい島国はたくさんのことを学んだわけですが、我々にはその記憶が鮮明に残っています。


中国という国、また中国に住んでおられる中国人の持っておるその大きなポテンシャル、賢さ、叡智というものから、日本はこれからも協力し学び続けなくてはいけない。また日本も東アジアの重要な国として、中国と日本、できれば、他の国々も一緒になって、こういう問題を解決する一つの重要な場所として、国連というものがあるんだと思うんですね。



――感染症を前に、中国は「人類衛生健康共同体を共に築きましょう」と呼びかけていますが、中国のこのような姿勢をどう評価しますか。


こういう中国のイニシアチブは非常に重要なものだし、国連の保健担当の機関として、WHOというのはあるわけですけれども、トランプ大統領時代のアメリカは、WHOについて疑心暗鬼に陥っていたのは非常に不幸なことであったと思います。


こういう機関がまだまだ力が足りないというのだったら、我々が協力して強くしていけばいいわけなんです。一部の国々のように、国連はこれもやってない、あれもやってないと批判するのは建設的じゃないですよね。だから、結果を見るだけではなくて、それぞれの機関のこれからの可能性を生かすように、みんなで協力し合いながら、相談しながらやっていくという姿勢がとても大事だと思います。そういう意味では、私は中国に大きな期待をかけています。




――2021年がまもなく幕開けとなりますが、どのような一年になってほしいとお考えですか。


世界は今年、コロナに対する姿勢はちょっとバラバラの感があります。お互いに知恵を出し合った面もあれば、歩調が合わなかった面も。2021年にはもう少し互いに学び合う姿勢を正面に出して、学び合いながら対処する。それを国連傘下のWHOの下で行えるならば、こんな良いことはないと思います。国連の様々な機関を活用するという姿勢でやるならば、2022年、また2023年度と、まあ今世紀は非常に実り豊かな、人類共同の世紀になっていく可能性があると思います。中国が世界第二の経済大国として担う大きな責任というものもとても大事ですし、我々はそれを大いに評価しております。日本は比較的小さい国ではあるけれども、経験はある程度持っておりますし、抱負もありますから、国内に閉じこもるのではなくて、アジアの一国、世界の一国としてもう少し積極的にやってほしいなあと私は思っています。


用户评论

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1992530bqmv

老师之后还会更新嘛

吉人姐姐

文稿があることは私達にとっていい勉強になります、でも編集者にとってかなり苦労ですね 本当に ありがとう御座いました 。

听友18779207

主播还会更新吗我等了好久

千仐vv

政治问题。。。

听友310935783 回复 @千仐vv

由于政治原因删除?